Club Rugby Chiba Barbarians

「奪還」にむけてついに始まった千葉県クラブ選手権。
バーバリアンズの試合前、前年チャンピオンの浦安ビアーズが敗れるなど、波乱の幕開けとなった。

バーバリアンズは松戸倶楽部に対し、前半は終止、優位なポゼッションで試合を進めるものの、決め手に欠ける展開となった。
FWを中心に前に出て、時間をかけてトライをとっても、相手のカウンターで簡単にトライを返される嫌な展開が続き、前半を松戸倶楽部の1トライ差のリードで折りかえす。

後半途中から積極的なメンバー交代や、ハーフタイム中で修正したDFからリズムに乗ってきたバーバリアンズは、2トライを重ね後半30分についに逆転となった。（26-19）
ここからバーバリアンズがペースを握るかと思いきや、松戸倶楽部も意地を見せ、トライを返し２点差へと追い上げる（26-24）。
松戸倶楽部の勢いは収まらず、キックオフからバーバリアンズの反則を誘い、PGを決め逆転。（26-27）
ラスト5分を切る中、バーバリアンズも積極的に展開を図り、ゲインはするものの、トライまでは至らず、ミス等で松戸グラブにボールを渡してしまう。
ただ、「奪還」にむけ、諦めないバーバリアンズは、敵陣深くでの相手ボールスクラムからプレッシャ-をかけ相手のコラプシングを誘い、ラインアウトからのモールを選択する。
モールでは決め切れなかったものの、ラックからBKに展開をし、最後はバーバリアンズ初キャップとなったWTB山中が右隅にトライを決め、逆転（31-27）。
このまま、ノーサードとなり、バーバリアンズが劇的な勝利を収めた。

HP管理人的MOMはFLでの出場となった石坂。
前半先制トライを決めるなど、２トライの活躍のみならず、豊富な運動量でボールに絡み続ただけでなく。選手交代にあわせ、HO、LOに入るなどチームの穴を埋める大車輪の活躍となった。

第一試合を戦った市川ラッシュや浦安ビアーズ、そして今回非常に苦しんだ松戸倶楽部、ここ数年安定した成績を残している成田チャオズなど、今期の千葉県クラブ選手権は近年まれに見るハイレベルな大会となっている印象である。
「奪還」に向け、厳しい立ち上がりとなったが、気持ちを入れなおし、来週以降に臨んでいきたい。